国立公園
国立公園とは?
自然公園法に基づき、日本を代表する自然の風景地を保護し、利用の促進を図る目的で環境大臣が指定する自然公園のひとつです。国立公園の保護区分は、大きく4つに分けられます。
①普通地域:利用制限は最小限ですが、基準を超える工作物の建築、広告の表示、土石の採取、地形の変形などには届け出が必要です。
②特別地域:風致の維持に重要な地域が指定され、その重要度により第1種〜第3種までの区分があります。普通地域で届出が必要な行為に加え、指定動植物の採取や損傷、建築物の色の塗り替え、自動車や船の乗り入れなどに『許可』が必要になります。また、本来の生息地でない動物を放すこと、本来の生育地でない植物を植栽したり、その種子をまくことにも『許可』が必要となります。
③特別保護地区:国立公園内で最も利用規制が厳しい地区です。特別地域で許可が必要な行為に加え、全ての動植物の捕獲・採取(落葉や枯れ枝も含む)・損傷をすること、植物を植栽し、または種子をまくこと、動物を放つこと(家畜の放牧を含む)、たき火をすることなどに許可が必要となります。
④海域公園地区:海域の地形や生物の景観の優れた場所で、指定動植物の採取、地形変更、汚水の排出などに許可が必要です。
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日本の国立公園について
日光国立公園は、1934年(昭和9年)12月4日に誕生しました。
日光国立公園は、日光市を中心として栃木、群馬、福島の3県にまたがる地域(114,908ha)が指定されています。指定された当初は日光、尾瀬、奥鬼怒の3地域が指定されていましたが、1950年に那須甲子・塩原、藤原、栗山、足尾の4地域が追加されました。また、2007年に尾瀬地域が尾瀬国立公園に分離されたため、現在は日光地域、鬼怒川・栗山地域、那須甲子・塩原地域の3地域から成ります。
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日光国立公園について
日光国立公園の特別保護地区
日光東照宮、女峰山・帝釈山、野州原、華厳滝、竜頭滝、戦場ヶ原、太郎山、湯滝、白根山、噴湯塔、鬼怒沼、茶臼岳
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